お葬式の豆知識

華美葬儀に参列する際は服装は勿論のこと、指先にも気を配ることが大切です。近年ではサロンで施術してもらうネイルだけでなく自身で施術するセルフネイルも流行しているので、いざ訃報を受けた際にお洒落なネイルをしている場合にはどうしたら良いのかと悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、適切な爪先やネイルをしていた場合の対処法についてなど詳しくご紹介いたします。

指先のマナー

ネイル指先は自分が思っている以上に目立つ場所です。ネイルをしていない場合であっても爪の長さにも注意が必要です。あまりに長い爪先はどうしてもおしゃれとして捉えられ華美な印象を与えてしまいかねません。葬儀に参列する際には、適度な長さに爪を整えることが大切です。また、ネイルをしている場合についてですが、基本的に葬儀では頭から足先まで控えめにまとめるのが無難である事を踏まえると透明かベージュ・淡いピンクなどの目立たない色であれば問題はないでしょう。逆に華美な色は勿論のこと、ラメ入りやラインストーンなどのパーツがちりばめられキラキラと華美な印象を与えやすいネイルなどは葬儀の場には相応しくありませんのでやめましょう。またネイルの種類だけでなくこの場合にも、あまりにも長い爪はどうしても華美な印象を与えがちですので爪の長さにも注意が必要です。ネイルの色を気にかけるのと同時に長すぎない適度な長さに整えましょう。

ネイルをしている場合の対処法

バラエティー訃報を受けてからネイルを施術する場合であれば、色やラインストーン・長さなど先に述べたような点に気を付ける事は可能ですが既にネイルをしていた場合には対策を考えなければいけません。近年ではマニキュアよりも長持ちするジェルネイルが人気です。ジェルネイルはマニキュアのようにアルコールでふき取るだけでネイルを落とせる訳ではありませんので、どうすれば良いのか困ってしまうと思います。具体的な対処法として、ジェルネイルを落としたくない場合にはジェルネイルの上からマニキュアを塗るという方法があります。ジェルネイルの色が濃い場合はなるべく透明度の低いマットな物を選ぶと比較的簡単にジェルネイルを隠せます。ジェルネイルとマニキュアの素材は混ざることがないので、葬儀に参列した後にマニキュアを落とすだけで済みます。この際にアセトンはジェルネイルを溶かしてしまう可能性がありますのでリムーバーはアセトンが含まれていないものを選択しましょう。また近年ではバラエティーショップやドラックストアなどで、剥がせるネイルやネイルコンシーラーなどいろいろな形状のネイル隠しが販売されていますので時間に余裕があればそういったアイテムを入手するのもおすすめです。

その他の対処法

爪先先に述べた対処法が難しい場合には、手首位までの短い黒い手袋を付けるという方法もあります。レースタイプのものや指先が開き手袋をつけたままお焼香できるような種類もあります。手袋を選ぶ際も光沢のある物やレースの場合なら柄の目立ちにくいものを選ぶようにしましょう。
最終手段として、自分でジェルネイルを落とす方法もありますが、ジェルネイルを落とす事に慣れている方であれば問題はありませんが、慣れていない方が自身で落とすには時間が掛かるだけでなく爪を傷付けてしまったりとトラブルが多いので、可能な限りサロンで落とすか他の対処法をお勧め致します。